「中小企業と大企業」


 
この言葉はよく耳にする言葉です。日本の企業で一割が大企業で残り9割が中小企業と言われています。中小企業の定義は、資本要件、人的要件のいずれかにある一定基準の数字に該当すれば、中小企業者として扱われるわけですが、その9割の中小企業が元気をださないと、日本経済は良くならないと言われています。
 大企業では、人的、あるいは資金的に戦える部分が大きいのでよりチャンスの幅は広がりますが、その大企業だけで日本を支えることなどできないわけですから、もっとビジネスチャンスを求めて、中小企業は頑張らなければいけないわけです。
 そんな中でナビックはビジネスモデルの構築に余念がありません。今の時代を生きていくには試行錯誤が必要で、何もしないでじっとしていることはナビックにはできません。たとえば10のビジネスモデルを考えたとして、それを実行したとしても成功するという保証はどこにもありません。だからといって何もしないのは、ゼロサム、つまり足してゼロなわけです。仮に何かやったとしても、足して引いてゼロということもあります。
 それでも何かをやることで、少なくとも結果は出ます。そのことが大事なわけです。良い結果、そうでない結果です。もちろん何も変化しない場合だってあるかもしれません。すべては行動を起こすから分かるので、何もしなければ、何も変わりません。私が言いたいのは、何もしなくて何も変わらなくて良いのかです。それだけならいいのですが、問題は何もしていないのに「どうしたらいいのだろう」という言葉を聞くことです。
 「どうしたいいのだろう」という思いで、一年経過してしまっては、何もしていないのと変わらない気がします。仮に何かをやった結果として、そのことがうまくいかなかったとして、「どうしたらいいのだろう」と考えることは、何もしないで「どうしたらいいのだろう」というのと、根本で違いがあるように思います。
 私の経験として言えるでのすが、何かやった結果で分からないことがある場合に、次の手を導き出すのは決して最初に思いつく手ではないということです。その繰り返しでもって成長していくのではないだろうかと思っています。(A)の次の手が(B)でその次の手が(C)だったとして、(A)から直接(C)を導き出すことはできません。(C)が結果としてOKだったとしたら、他人は(C)についてのみ評価します。
 私が言いたいのは、(B)についてです。(B)があったから(C)ができたのだということです。ですから(A)から成功の(C)は直接生まれてこないというのが私の言い分です。誰しも最初から(C)を手に入れたいのです。残念ながら神は(B)の手順を踏むことを求めます。なぜだか分かりません。
 中小企業だけでなく大企業も同じで(B)の手順は必ず踏んでいるのです。大企業がやると(C)だけが目立ちますから、大企業はすごいということになります。(B)のことなど話題にしません。しかし私の経験では、必ず(B)は存在すると確信しています。
 私は中小企業だから(C)が生み出せないことはないと信じています。ナビックは(B)の努力を一生懸命やることで(C)を見つけようとしています、100%の成功を保証した(B)など存在しません。しかし100%成功を信じて努力する(B)は存在します。まさしく中小企業は大企業のやることに惑わされず、100%(C)の成功があると信じて(B)の努力することこそ、今の時代にナビックが求められている姿だと確信しています。私だけがそう思っているだけかもしれませんがそれでいいのです。