「自分の容姿は鏡でわかる」

早くも11月。今年はあと残すところ1ヶ月半ぐらい。一年があっという間に過ぎていく。
私は経営者なのでどうしても会社の話になっていく。ナビックの今年1年を振り返ってみると、今年1年なんとか継続させることができた。それは継続させたのであって、勝組として残ったというものではない。なんとか継続させたというのが実感である。来年は継続だけではなく、勝組としてもナビックを成長させていく。
 社員の方には申し訳なく思う部分もある。それはやはり社員の方に夢をもってもらうことができただろうか、ということである。企業の成長とその人個人の夢に関わりがあるかどうか私にはわからないが、ナビックが成長していくことは、私だけでなく社員の方だって嬉しいはずだ。そういう意味でも、私の会社の経営手腕が常に問われている。企業の成長とは収益を伸ばすことだ。現実には収益を上げることができていない。言い訳はいらないし、また言い訳をする気もない。大事なのは、収益を上げる次の手を考え、実行しているかどうかだと思う。
  当社の企業理念は「継続と社会に対しての貢献」。その思いを抱いてやってきたわけだが、ナビックが継続できたのは、人間関係以外になにもない。企業は人で成り立っている。これは間違いない。
人間関係がいかに大切かというと、自分が苦しい時に助けてくれるのは人だからである。人間関係を構築していくには、コミュニケーションという手段を使う。自分の考えを伝えるのもコミュニケーションであり、相手の考えを聞いたりするのもコミュニケーションである。人に動いてもらうのもコミュニケーションである。
 この1年、コミュニケーション能力の必要性を言い続けたが、果たして分かって頂けたかというと、なかなか身につけてもらっていない。いかに難しいかということなのか、それともコミュニケーションの必要性を感じていないかのどちらだろう。
「挨拶しなさい」この言葉も事あるごとに言いつづけている。知らない人と話をしなければならないケースは沢山あるが、「こんにちは」から全てが始まるのだ。「挨拶する」くせが付いている人は、「挨拶」が当たり前なので自然に口から出てくる。
コミュニケーション能力が高い人は、話し方も「相手を怒らせない」「相手の話を聞くのも上手い」「自分の伝えたいことが相手に伝えられる」「全く知らない人でも自然と話ができる」、こんな能力を身に付けることが大切だと感じている。
 端末に向かってやる仕事だから、どうしても人と話すという機会が少ない。ゆえに、人と話す機会をできるだけ作っていかなければならないと感じて「親睦会」だとかを多く持つようにしているのだ。
 所詮、人は人でしか成長しない。一人では成長しない。相手がいるから考えるのだし、感情が出てくるのだ。それが嫌だといってしまえば、どうなるのだろう。好きな人との会話は楽しい。嫌な人との会話は苦痛でしかない。しかし色々な人が入り混じっていることが大切なのだ。「嫌な人だ」と感じるのは自分自身も嫌な人として相手に映っている、そんなことを感じさせる。
 「自分の容姿は鏡を使えばわかる」。自分の言葉、印象が良い・悪いの鏡は、やはり人なのだ。だから沢山鏡を持っているというのは、沢山の人と接しているということになるのだ。沢山の人と会って話すというのは、いつも自分の容姿を気にして、鏡を見ているのと同じに思える。自分がきれいに見えるかどうかはすごく気になるはずだ。言葉も同じだ、良く思われることも大切なのだ。それは好かれることにつながるからだ。