「15年の継続」

 NABICの会社設立は昭和63年8月です。翌年は昭和から平成に変わった年でもあります。今年平成15年というと、15周年を迎えたことになります。15年継続したということです。
一口に15年というと、まだ15年かという思いと、もう15年もやったのかという思いが交互に入り混じっています。全てについていえる事として、継続させることが大事だということです。
存続していれば、いずれチャンスがきます。必ずやってきます。その時のために、そのチャンスをものにする準備が必要なのです。何もしなければ、会社はなくなります。なぜなら周りの環境、情勢、が変化しているからです。準備するというのは、人財を磨くということです。人財を磨くためには、仕事が必要です。仕事がなければ、人が交流しませんので、人財も磨けません。常に仕事を創出することが必要です。
私が15年間思い続けたことは、とにかく会社を継続させること。それしかありませんでした。どうしたら継続できるのか。そのことばかりのような気がします。ですから15年経ったから安心などという考えは全くありません。20年経っても同じことを言っていると思います。30年経っても「もう大丈夫」などといえるものは何もないのです。
安定した会社とか将来性のある会社とか、世間の人、特にこれから就職しようという人がよく口にすることです。たしかにその時の安定、将来性がありそうに見えます。しかし10年、20年後の安定や将来性にはつながることではないのです。あるのは、毎日毎日をやりぬいた結果だけです。  会社を大きくしたいという夢は今も変わらないのですが、15年経ったナビックの結果が今日あるのです。そこには15年続いたという事実があります。決して大きな会社になった訳ではないですし、有名企業に名を連ねた訳でもありません。しかし次の5年10年を継続させていけば、環境や経済が変化していきますし、ナビックも変わっていきます。
今やらなければならないこと、それを今やることが大切だと思っています。
安定や継続というのは結果です。社員の方も、会社があるから働くのではなく、社員の方が一生懸命働くから会社があるのだと思ってください。もし安定があるとすれば、それは一生懸命に働いたからなのです。
 経営者の役割は会社の経営です。会社の経営とは会社の意思を明確にすることです。そしてそれは、会社の継続という意思を強く表すことです。そのために私は何をやらなければならないのか、これからもそのことだけを考え行動していきます。
社員の方も自分が働くから会社があるのだという思いで、ぜひ働いていただきたいと思います。