「気力」

 先日、いつもお付き合いさせて頂いている社長から「35キロのウォーキングに参加しませんか」というお誘いを受けて参加してきました。この企画は、その社長が昔勤めておられた新聞社のUさんという方が企画されたものです。JR成田線の香取から銚子までの35キロをウォーキングする計画で初挑戦してきました。利根川沿いをウォークするのですが、途中の食事を入れても8時間半ぐらいのウォーキングです。8時間も歩いていると、途中で話をしながらのウォークになったり、景色を見ながらのウォークになったりで、マラソンとは違った楽しみを体験できました。ウォーキングにお誘い頂いた社長と5キロぐらいは一緒に並んで、子供のこと、経営のこと、会社のこと、遊びのことなどを話しながらのウォーキングでしたが、「経営者は孤独ですよね」という言葉に共感したり、おかげさまで時間が経つのも忘れてしまいました。参加されている皆さんもそれぞれの思いやスタイルで参加されていたようで、無事終了した時は皆さんそれぞれに満足されていたようです。
 共通の目的で集まった人たちですが、こうやってまた人間の輪ができたことが、私には大変な収穫です。人の輪とはこうやって広がっていくものだと実感しています。経営者やトップには、サラリーマンの方以上にさまざまな人が出入りします。その中でお付き合いがあったりするので、一人の社長さんと知り合いになるだけでも、いくつものお付き合いができてきます。ですから私は、大概のお誘いはお断りしません。お断りするのは、何だかその次にある人の縁を断っているような気がしてならないのです。私は人に助けられて生きていますので、尚更色々な方とお知り合いになりたいと思っています。
ウォーキングは初めてですがマラソンは何回も大会に参加しているので、35キロという距離は決して長い距離ではありません。ただ、8時間という時間は未経験で、その時間を経験することが大事だと思っています。
 何でもそうですが、同じことを何時間も続けるには、体力だけでなく気力が要ります。「気力で頑張ったよ」などということもいいますよね。体力があっても気力がなければ、このウォーキングも達成できなかったと思います。また、その気力を維持し続けることは、決して楽ではない気がします。
「飽きてしまう」だとか「つまらない」だとか「きつい」だとか、そのようなことを考えていては到底長時間のスポーツなど達成できないと思います。気力も考え方ひとつです。
 気力を持ち続けるためには、「やる」という気持ち、成し遂げるという思いが大切だと思います。長時間かけてやるスポーツは、体力だけでなく気力がなければ駄目だと思います。達成できたら、「やったね」という満足感、ただそれだけです。もし達成していなかったら「きつかった」、「いやだ」、「もうやらない」、「面白くない」、「これができなくても他にできるものは沢山ある」、「できなかった、悔しい」・・・こんな気持ちで大半を占めるのではないかと思います。だから「また参加しますか」という質問には、達成できなかった人の大半は「参加しない」ということになるのかもしれません。
 私は、何でも達成することと、そうでないこととでは、人生のこれからに差が出てきそうな気がします。