「2006年戌年も継続」


  2006年もスタートしたが、戌年の今年はどんな年なのか。株の格言で「戌は笑う、亥は固く、子は繁栄」というのがあるようだが、株をやる人にとっては、今年は面白そうな年らしい。ナビックも笑えるほど売上が伸びるといい。
 1年365日、瞬間瞬間が過ぎていくだけで、いいことも、そうでないことも猛烈な勢いで過ぎ去っているように私には感じられる。その時良くても、それはもう過去になっているし、良くないことも同じように過去になっている。ナビックがどの方向に向かって、どのような1年になるのか、日常の積上げが唯一現在から未来につながっているとすると、日々、ナビックの理念「継続、貢献」を念仏のように唱えながら一年を過ごしていくことになる。
 ナビックは「継続する」という理念、思いをもってやっている。何事も思い続ける、やり続ける、つまり会社を維持していくことは本当に難しい。仕事をやっていると、うまくいったり、うまくいかなかったりする。うまくいくと続けたいし、うまくいかないとやめたいのだが、うまくいかないからといってやめてしまうというのでは、継続したことにならないし、何も生み出さないまま終わっていくように思えてならないので、どうしても続ける努力をしてしまう。
 「Open DB Plus」の商品にこだわり続けてなんとか売上を上げたいと思っている。まだ本格的に売れるという状況までには至っていない。しかし私は売上が伸びると信じている。私の性格もあるが、たとえその商品の将来性がわからなくても、こだわり続ける。利益を求めて企業活動を行っているわけだが、利益が出なければ、その事業展開をやめるのがセオリーでもある。
 しかし何が問題なのか、どうして利益を出せないのか、どうやればいいのか。その中に内在する「売れない理由」その問題にこだわり続けている。
 私は、利益追求という目的だけですべてを判断していては何も生み出さないということを実感している。未来はわからないという不明確な中で我々は生きている。以前も述べたことがあるが、先のことがわからないのであれば、どのように未来を思い描いてもいいはずだ。だから私は未来を「自分の思いが実現できる未来」と考えるようにしている。ある本を読んでいたらプラトー現象(心理学用語)について書かれていた。
 プラトー現象というのをご存じだろうか。ある時、突然できるようになるとか、飛躍的に伸びる前の足踏み状態のことだが、これも継続していないと経験できない。例えば、算数を一生懸命勉強していてもなかなかできなかったのが突然できるようになる前の足踏み状態のことなのだ。ビジネスの世界でも今まで全然売れなかったのが急に売れ出した、という話をよく聞くが、共通していることは、続けているということ。大半はやってもやっても出来ないのでやめてしまう場合が多いが、今がナビックのプラトー現象(足踏み状態)ではないかと信じている。
 問題は、爆発的に売れる時がいつ訪れるかだろう。1年後か、10年後か。たとえ10年後だとしても私は続けている。