「達成するまでが目標」


  12月を迎えると、えっもう12月なのか、早いなーというのが会った人との挨拶代わりの会話になってしまっている。私は、毎年ここ10年近く1月の初めに手帳に今年達成したいことを箇条書きで10ほど上げることにしている。
 全く今年だけに限った目標というのは案外少なくて、継続している目標が多い。達成した目標はさらにstep upして載せているものもあるので、達成できて継続しているもの、まだ未達成のものと入り混じっているが、そうやって目標に挙げることで達成したものを継続させることができているように思うし、未達成のものはまた今年頑張ろうということになっている。
 振り返っても1年で達成できたものが意外と少ない。最初は1年でできるだろうと思うのだが、2年かかった、あるいは3年かかったものなど私の目標の中には結構ある。だから1年で達成できたものなどは、案外大したことがないと思ってしまう。
 達成できていなくて、ここ3年掲げていたのが「サロマ湖100キロウルトラマラソン完走」だった。それが今年達成できたときは満足できた。このことは極めて自分自身の体のことだけに、自分だけが頑張ればいいので、なんとかなるのかもしれない。でもこの目標達成は自分にとって随分大きな意味を持っていることがわかった。
 これが会社のこととなると、そうはいかない。会社の売上、目標50億だといって目標を立てても未だに実現していない。それは自分ひとりが一生懸命頑張っても無理な話なのだから、なかなか実現させてもらえないのだ。
 「願望はかなう」そう書いてある本を真似て、ひたすら10億だ100億だと願望しても、そうならない。話は簡単で、そうなるようなことをしていないから実現できないのだ。ではなぜ「願望はかなう」と書いた本があまたあるのだろう。
 私が思うには、「願望はかなう」というのは、そう願い続けることが大事なのだと言っているように聞こえる。そのうちにチャンスが必ず訪れるので、それまでに準備しておけということなのではなかろうか。では何を準備しておくのかなんて、そのときはわからないが、漠然とそう思っているだけでもいいような気がする。そのときがくれば、何をやるべきかまで教えてくれる気がする。
 何年もかけて達成してきたものを思うと、最初からできるものなど何もなかった。どうやってやるかすらわからなかった。ただ漠然とこんなことやりたい、そう思って目標に掲げていた。達成できたものは、本当に達成したいという思いが段々強くなって、それなりに頑張ったから達成できたということになったようだ。
 しかし、何年も機会が訪れないと、正直あきらめてしまっているものもある。やってもめげてしまっているものもあるから、目標に挙げたら必ず実現できるまで残しているものばかりではないことを言っておかないといけない。
 目標達成カレンダーというものがあって、そこには具体的にxx年xx月xx日に何をしているというのを書いておくのだが、それを実現してきたおかげで今日の会社があるのだと今では大変大きな会社になった社長さんが書いていた記事を雑誌で見かけた。
 色々な目標の立て方がある。逆に目標を立てない人もいる。立てても実現できないというのが理由らしいが、1年で実現できなくて二度とやらないより、2年で実現できたらそれでよいと考えることができる自分は、それで結構満足している。だからできなくて諦める理由はどこにもなかった。