「ツキを呼ぶ」


  今年の会社の年始顔合わせの際、「ツキを呼ぶ魔法の言葉」を題材に話をした。これは、五日市剛さんが、ご自分の体験を人前で話したことがきっかけで出来上がった本だが、私が気に入ったのは、ツキを呼ぶ言葉がたったの二つ「ありがとう」「感謝します」だということと、聖書の言葉の引用で「最初に言葉あり・・・」の部分がなんだか目からうろこの感があった。やはり言葉が自分を動かす原動力なのだという思いがする。言葉を発することがいかに大事かということだと思う。そのいい例は自己啓発セミナーなどに参加してみるとわかる。まず、大きな声を出させられる。いい方向に行きたければ、いい言葉を発すればいいのだ。
 毎年、「今年はこうありたい」とか社員の前で言うのだが、今年は全く会社とは関係ない話をしてみた。この話をどう受け止めていただけたかはわからないが、たとえ、どんな話をしても受け手の気持ちをいちいち確認するわけではないので、まあ、いいように受け止めてもらえればと思っている。
 会社も19年になろうとしているが、なかなか結果を出せないでいる。それでも会社が存続し続ける限りは可能性はあるのだから、焦ることはないのだろうが、どうしても上を見てしまう。下を見てもきりがないし、上を見てもきりがない。目標は目標として持ちつつも、今このときを精一杯やることが一番大切なのだと教えられているのだろうか。
 今年は、声に出して、目標を明確にする。特に人前で話をしなくても、一人部屋で声を出してもいい。自分自身のことであればなにも他人に聞かせる必要はないのだから、身体の中から言葉を発してみる。そう考えて一年を過ごしてみるのが私の今年の目標でもある。
 やはり社員の皆さんにツキがないと困るので、たとえ、自分は運が悪いと思ったとしても、言葉では「できる」「やれる」「ついてる」の言葉を出してみてはどうだろう。成功した経営者も「運が良かった」、失敗した経営者も「運が悪かった」と思っているのだから、うまくいくのもそうでないのも紙一重のような気がする。
 ツキをなんとか味方につける方法を一つ試してみるのも面白いと思う。