「プラス循環、マイナス循環」


  早いもので今年も一ヶ月を過ぎてしまった。今年の私の運勢は進展活動向上運だそうだ。展開させる事業を行う上で向上していく運と解釈している。展開させる事業とは、ナビックでは「Open DB Plus」。過去の蓄積から今年はようやく向上していく年なのだと勝手に解釈している。
 問題山積する中で、「ツキが付く」とか「運がよくなる」とかいうタイトルの本を目にするとつい購入してしまうのは、物事の解決を運だとかツキに頼っているからではない。人の問題、仕事の問題、お金の問題がセットでついてくるのは、18年も会社を経営すれば、いやというほど分からされた。いまだについてまわるのだから、何も改善の努力をしていないのかといわれても仕方ない。
 仕事は経済と密着しているし、人は景気が良い時にはナビックになかなか来てもらえない。お金は売上が上がらないと入ってこない。売上は人がナビックに入ってくれないと上がらない。仕事は景気が良ければ受注があるが、そんな時は人がいない。景気が悪ければ人は集まるが仕事がない。
 循環という言葉があるが、最近この言葉から、いい循環と悪い循環があることを感じている。いい循環というのは、より頑張ろうという気持ちがふつふつと湧いてくる循環で、悪い循環というのは、何をやっても上手くいかないからやる気を失っていく循環だ。
 スポーツの世界が分かりやすいと思う。成績が良くなれば練習も熱心になるし、もっと良くしようという気持ちが出てくるので、頑張れる。結果が良ければもっと頑張るだろうし、本当に強くなれる。
 反対に、同じスポーツでも、一生懸命頑張るのだが、成績が伸びず、気分も落ち込んでいくと、練習もさぼるようになって、ますます結果が悪くなるというものだ。しまいには「オレは向かないからやめる」という結果までついてくる。これは循環が悪い方、マイナスに向いていくやつだ。
 いい循環というのは、気持ちも充実しているし、元気がある。逆は暗くなるし元気がない。危険なのはマイナス循環、悪い循環に入り込んでしまうこと。マイナス循環に入り込んでいかないためには、日頃からの生活のあり方が大切だと思っている。
 マイナス循環にならないためには、マイナスの気分を断ち切ること。簡単ではないが、私にはマラソンをやっていたおかげでその効用があるような気がしている。発散するということ。それは、体を動かして、汗を目一杯かいて、体を使い切ってしまう。この発散は、問題が消えてなくなるのではなく、新たに取り組もうという気持ちにさせるのだ。同じ「疲れた」でもスポーツの疲れと人間関係だとか仕事上で疲れたりするものとは異質だという気がする。スポーツの疲れは、しばらくするとまたやる気を起こす。
 またマイナス循環に入り込んでしまうと、そこから抜け出すエネルギーは、マイナスをゼロにするエネルギーと、さらにプラスまでもっていかないとなかなか立ち直れないので、そのプラス分のエネルギーまで必要だと、倍以上頑張らないといけないことになってしまう。だから、なかなか立ち直れない。そうなる以前に普段、日常の生活が重要な意味を持つような気がする。
 普段なんでもない時にこそ、発散する何かを持っていると、そういったマイナス循環に入り込んでいく事もないような気がする。私が「ツキが付く」本とか「運がよくなる」本を普段から目にしたら買うのは、その効果は分からないが、悪いきっかけをできるだけつくりたくない、悪い循環にはまってしまわない為の私なりの方法のひとつだ。