今年のよかったこと 

 師走の声を聞く頃になると、今年もなんとか無事に年を越えることができそうだという安堵と同時に、大きな事故もなく過ごせたことに自分の力以外の何かが働いているといつも思う。
 会社の経営も、社員の方の生活も、大きなトラブルもなくやれたのではないかと思う。達成すべき目標もあるのだが、ここに会社が存在している限り、何度でもチャレンジすればよいことだと思っている。会社についていえば、予期せぬ出来事はいくつかあったが、それが致命傷になることはなかった。財務事情も決していいわけではないが、食べていけなくなったわけではないし、世の中景気が悪いといっても、財布の中にお金がないわけではなく、繁盛しているお店もあったりする。
 倒産する会社もあるが、売上が伸びている会社もある。さあ、ナビックはどうだろう。売上が伸びていないのは確かだが、現状を維持しているのだから、社員の方も頑張ってくれていると思う。
 年の終わり頃になると、来年の兆しが現われてくるように思う。去年の今頃と今年とでは、そのあり方が違っている。去年は、社員の退職とか、営業展開が見えなかったりとか、売上の落ち込みが想像されたりとか、資金が不足することがわかっていたりとか、21世紀を迎えるにしては、明るい材料が乏しかった。
 今年は、来年に向けての受注が決まっていたり、人材の確保ができたり、資金的に厳しいのは同じなのだが仕事が少しずつ確保されそうだと思うと、それなりに気分的に落ち込まずに済む。それと、社員の方が少しずつ育ってきているのが嬉しい。
 今年よかったことをひとつ挙げると、普段経験することのないことを経験させて頂く機会があったことです。あるクラブの幹事を今年の7月から任期1年の限定で任されているが、この役をやることで、色々な職業の方とご挨拶することができたこと。また、幹事という立場から、クラブの運営をやる上で色々な行事の段取りをつけたり、司会をしたりということをさせられたこと。それも結構大勢の人の前に立たされるわけですから、最初の何回かは本当に皆さんから励まされてばかりでしたが、最近は随分慣れてきて、クラブの先輩から「だいぶうまくなったね」と言われた時にはとても嬉しかった。人前で話すことは下手なのですが、何回も人前にたって話しているうちに、それなりにできてくるものだなあという思いです。
 人前で話すことに慣れてきたせいもあるのですが、これからの時代は、人と話をする能力、自分の考えを相手に伝える能力、相手の話を聞く能力...これらはコミュニケーション能力なのですが、これが特に必要になると思います。技術職の人は、どちらかというと「おとなしい」方が多い。個人の性格は変えることはできませんが、話し方にも個性があっていいはずですし、確かに上手・下手はありますが、下手でも相手は聞いてくれます。ですから是非話ができるSEを目指して欲しい。その能力は、上手下手はあるものの、伸ばすことのできる能力だと思います。