「小ワザの達人」


 "小さな基本ワザの積み重ねが達人への近道"。
 「エクセルの超便利ワザ」(松本剛著 ISBN 978-4-413-04210-9)の"はじめに"に書かれていた言葉です。その内容に触れてみます。
 Excelは身近で一番よく使っているソフトだと思います。使い慣れていても使いこなせているかというと、そうも言えないかもしれませんが、色々操作しているうちにできてしまうので、便利ワザといってもあまり関心を持たないままできたのですが、お勉強のつもりで便利ワザを見てみるとちょっと面白いので少し拾ってみることにしました。

@効率の良いExcelの起動方法「クイック起動」:「スタート」−「メニュー」−「すべてのプログラム」−「Microsoft Excel」を右クリック→「ここにコピー」を選択。これでクイック起動にExcelのアイコンを表示させることができるのですが、ショートカットとどちらが速いでしょうか?
A目的のセルに瞬間移動:「Ctrl」+「G」または「F5」で「ジャンプ画面」を出してセル番号を指定(例:参照先にK20)そして「Enter」キーを押下。
B複数セルを簡単に選択:「Ctrl」を押しながら「行」「列」を選択。
Cワークシート全体を一瞬で選択:「Ctrl」+「A」
Dコピーや移動の最重要ワザ:コピーするセル範囲を選択して「Ctrl」+「C」→コピー先のセルを選択して「Ctrl」+「V」。移動する範囲を選択して「Ctrl」+「X」→移動先のセルを選択して「Ctrl」+「V」。
E沢山のセルに同じデータを一発入力:データを入力する前に同じデータを入力するセルを選択→選択状態で入力して「Ctrl」+「Enter」
F1月、2月、3月・・・などの連続データをカンタン入力:基準となるデータを入力したセルを選択するとセルの右下の角にフィルハンドルが表示される→フィルハンドルにマウスポインタを合わせるとポインタが「+」に変わるのでこの状態でドラッグ。
Gデータの大きさによってセルサイズを自動調整:セルの境界部分をダブルクリック。
H複数のブックをワンタッチで切り替えながら同時作業:メニューバー「ウィンドウ」の「整列」や「並べて比較」を選択。
I成績の良いデータだけを一発で表示:トップテンオートフィルタを利用(操作方法省略)。
Jバラバラに表示された画像をきちんと並べる:「配置/整列」で図形をきれいに並べる。

 こんな小さなワザを沢山知っていることが達人と言われるのかもしれません。なんでもそうですが、精通している人は一目置かれます。上記の他にも沢山の小ワザが載っています。ナビックもソフト開発をやっているので、当然のように色々な小ワザを知っていていいのですが、一般の人の方がよく知っていたりする場合がよくあります。私たちの専門性がより評価されるためには、彼等以上でなければならないのですが、どうしたら彼等以上になれるのでしょうか。
 やはり、興味を持つことは必須だと私は思っています。"仕事だからやる"というだけでは、一般の人に勝てない時代です。より興味を持って、よりエキスパートになろうという意識が、ネットや書籍などからほんの少しでも小ワザでもいいから知ってみようという気持ちにつながってくると思います。結局、知識というのはコツコツと積み上げていく以外にはなく、それがある時飛躍的に伸びるきっかけを作ってくれるものだと私は信じています。ゼロから創造できるのではなく、色々な知識や経験の蓄積から何か自分が欲しているものが生まれるような気がします。
 また、自分が技術者というのであれば、必死に追い求めていく何かがないと、片手間ではその世界に生き残れないのは今も昔も変わりません。