「たった3秒の積み重ね」


 仕事ができない人ほど「使わないキーが多い」。これは、「たった3秒のパソコン術」という本(ISBN:978-4-8379-7710-0)の最初に書かれている文章です。「これはビジネスの真実だろう」とも書いてあります。そこまで言い切るのかと思います。「さらに「能力の質量」は「使っているキーの数」にそのまま比例するともいえる」。ここまで書かれたら、"たかがパソコンのキー操作ぐらいで能力の質量まで計れるのであれば、簡単です。使っているキーの数で能力の質量は計れないでしょう"と言いたくなりますが、これは書き手の自由です。興味を持てるかどうかわかりませんが目次だけでも紹介してみます。

  一章.仕事が速くなる「3秒」
  二章.画面を効率的に見る・動かす「3秒」
  三章.パソコンがグンと使いやすくなる「3秒」
  四章.インターネットがさらに便利になる「3秒」
  五章.メールをもっと使いこなす「3秒」
  六章.ミス&トラブルと無縁になる「3秒」

 本のタイトルが「3秒」なので、やたら「3秒」というのがでてきます。「3秒」というのがキータッチの秒数で、ワン、ツー、スリーなんだと思います。つまり2つぐらいのキー操作で作業効率をアップしたり、トラブルの解決に役立てられるくらいのことを書いてあるのですが、世の中の仕事はパソコンなしではできない仕事が多いので、もしかしたら、この「3秒」の積み重ねが仕事の差になってくるのかもしれません。塵も積もればバカにならないのだと思います。
 目次だけ書きましたが、これも始終パソコンに触れ、文章なりプログラムコードなりを書いている人にとっての話だと思わないで、何か役に立つものはないかと興味を持って一読してみるのも今の時代必要かもしれません。
 私たちの仕事はコンピュータを使った仕事ですが、なにもコンピュータ技術者だけではなく、ごく一般の人がパソコンを使いこなしています。一般の人が見るコンピュータ技術者は、なんでもできる人と思われたりしますので、ちょっとしたことでも知っていて損ではないでしょうね。
 やっている仕事によっては、決まりきったことだけをパソコンを通して毎日やるようなこともあります。コンピュータ技術者といってもかなり偏った知識と経験の持ち主が多いと思います。それでも、いかにして知識を増やし経験するかとなると、機会が与えられなければ難しいですね。
 果たして私たちが仕事上で経験しているコンピュータに関わる技術なり知識が今後の仕事にどう結びついていくか、正直わかりません。ただ先は見えませんが日々接する仕事を通してだけでなくても技術なり知識なりを身につけることはできるように思います。
 「たった3秒のパソコン術」の本にしても、パソコンをよりうまく使いたい、速く操作できるようになりたいということで、この本を手にするかもしれません。なかなか先の見えない時代です。パソコン操作なんて大したこと無いと思う事もあるでしょうが、それでもちょっとしたワザを習得しておくのも、他人との差、わずか3秒の積み重ねの心がけが、何かに通じるものがあるかもしれません。
 この本の五章"メールをもっと使いこなす「3秒」"に、『「Ctrl+R」を押すと一発で返信メールが開く』という記述がありました。