「2009年は足で稼いでトライ&エラーの繰り返し」


  早くも年明け、1月5日からナビックは営業開始、今年の私のテーマは「足」です。足を使って仕事をとるということです。このような先行きが見えない時代の生き方としては、目の前にある仕事を一生懸命やるということがまず基本だと思っています。このことは、年始顔合わせの食事会の時にも話をさせていただきました。
 その中で、足を使って人に会い、足を使って販売努力をする。何しろ干支は「丑」ですから、鈍足でも一歩一歩足を使って歩いていく姿が「丑年」に合っているようにさえ思えてくるのです。そしてその一歩一歩が間違いなく先へ進んでいるように思います。
 将来を不安に感じても、生きているのは現在です。もし将来に向けて何か考えられるアイデアがあればそれを突き詰めるのもいい、もし僕のように思いつかなければ、その生きている現在を精一杯生きることに全力を傾けること。つまり将来を不安に思い何もしないよりましな選択だということです。
 毎年恒例で年始は神田明神に社員さんが集合します。神殿で神主様にお祓いしていただいて、近くのレストランでランチミーティング?をして、会社が始まります。今年の神田明神は今までとだいぶ違っていました。鳥居の前から参道、境内に入る門、そして御社殿までの凄い混み様は今までとは比較にならないくらいでした。景気の先行きに不安があるので、神様に「どうぞよくなりますように」と祈願される人がたくさん集まっておられるのかもしれません。私もこうやって皆さんと初詣して新年を迎えられることを感謝し、社員の方たちと共に無事に一年を過ごしてまいります。
 景気にはいいとき、そうでないときの経済の波がありますが、一番その人の価値観が試されるのは、今年のような年です。このような波をどう乗り切るかにあるように思います。僕は今年「足」をテーマにしましたが、それは営業の基本だと思うからです。
 ネット社会はもっと合理的で効率的な営業活動を期待していると思いますが、そのネット社会のスピードとデジタル文字だけの交流は、結局速さに負け、メールの単調な会話に押し流されているような気がしています。だからこそ、あえて、直接会って会話することがより新鮮味を増すような気がしますし、そこにビジネスチャンスがあるように思えるのです。
 いいか悪いかの議論は果てしないので、果てしない議論より、やるかやらないかを判断し行動する方が分かりやすい気がします。ですから今年は、足で稼いで結果を出す、その方向でいきます。頭のいい人は頭脳で判断し結果を出しますが、僕は足で結果を出し判断します。間違っていれば訂正し行動し、また間違えれば訂正して行動する。これの繰り返しです。
 今が見えない社会だとするなら、それは模索の時代ではないかと思います。10,000回の挑戦のなかで9,999回のトライ&エラーを繰り返す時代だと考えたら、先に沢山のトライ&エラーを繰り返した方が早くゴールに到達できるようにも思えます。何がゴールかは人それぞれですが、僕のゴールとは成功への道筋です。
 トライ&エラーの繰り返しとは決してエラーを出せということではないのです。エラーは起こしたくないのですが、結果としてエラーを出したとしても、得るものはあると信じています。僕は、人は経験したことでしか物事を理解できないと思っていますから、多くの経験を積むことは、より多くの人を理解できることに繋がり、それが多くの人とのコミュニケーションに繋がるのだということを学んだ一年であったとしたら、それはすばらしい一年です。